マンション大規模修繕の周期目安は? 修繕が必要か判断する基準も!
「マンションを修繕する周期は本当に12年でよいのか?」「修繕が必要かどうかを判断するのが難しい」とお悩みではありませんか? マンションのオーナーをしていると周期的に大規模修繕について検討する必要があります。目安としては「12年ごと」といわれている大規模修繕ですが、その点に疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、マンションを修繕する周期の目安や、修繕する際の注意点などを詳しくご紹介します。
- マンションの修繕が重要な理由は?
- マンション修繕周期の目安を紹介
- マンションの修繕が必要かどうかを判断する基準
- マンションを修繕する際の注意点5つ
- マンションの修繕はオフィスチャンプへご相談を
- マンションの修繕に関するよくある質問
この記事を読むことで、マンションの修繕周期が12年といわれている理由や、修繕時期を決定する際に確認すべきことなどがわかるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.マンションの修繕が重要な理由は?
まずは、マンションの修繕がなぜ重要なのかについて解説します。
1-1.資産価値の維持向上
経年と共にマンションの劣化がすすみ、外壁にひび割れや色あせ・タイルの剝がれなどの症状が出てくるようになると、建物としての景観を損ねることになります。見た目が悪くなるのはもちろん、劣化は建物の構造部にも及び、耐久性の低下にもつながっていくのです。修繕によって景観や耐久性が向上し、マンションの資産価値を維持向上できるという重要な意味があります。
1-2.安全性の確保
同時に、安全性の確保にもつながります。たとえば、マンションの外壁は常に雨風や紫外線の影響を受けて劣化しているため、仕上げ材に使っているタイルが剝がれ落ちる可能性もあるのです。下に通行人がいれば大きな事故になることも考えられます。居住者にとっても安全に暮らせる環境とはいえないでしょう。そういった面でも、定期的な修繕が重要な意味を持つのです。
1-3.居住者のニーズに合わせた機能の追加
マンションの新築時から何十年も経過すると、時代と共に居住者のニーズは変化してきます。居住者の高齢化に対応し、修繕の際にバリアフリー化することを検討するマンションも多いでしょう。居住者がより快適に暮らすことができるようになれば、資産価値の向上にもつながります。
2.マンション修繕周期の目安を紹介
マンションの修繕は何年ごとにおこなえばよいのでしょうか。修繕周期の目安をご紹介します。
2-1.一般的には12年
マンションの修繕周期は、一般的に12年といわれています。新築から12年目に1回目・24年目に2回目・36年目に3回目というサイクルで大規模修繕が計画されるケースが多いでしょう。しかし、この数字はあくまでも目安であり、必ずしも12年ごとに大規模修繕をしなければならないというわけではありません。
2-2.周期の見直しも検討されている
マンションの劣化状況は立地条件や施工品質などによっても大きく差がつくため、12年で修繕が必要になる場合もあればそうでない場合もあります。そのため、実際には10~15年の周期で修繕をおこなうマンションが多いのが現状です。近年は高耐久化の工事をおこなうことで修繕周期を15年や18年に延ばすことを検討する管理組合も多くなっています。トータルでの修繕工事回数を減らすことで、大幅なコストダウンが実現する可能性が出てくるというわけです。
3.マンションの修繕が必要かどうかを判断する基準
マンションの修繕が本当に必要かどうかを判断する基準には、以下のようなものがあります。
3-1.国土交通省のガイドラインを目安にする
上記でご紹介した「12年」という修繕周期は、国土交通省が出したガイドラインに書かれている参考値です。もちろん建物の状況によってはそのとおりのタイミングで修繕をする必要はありません。しかし、マンション管理組合としては12年を目安にして修繕計画を立てるケースが多くなっています。
3-2.建物部材の保証期間が過ぎていないか
マンションに使われている外壁材や塗料・防水などの部材にはそれぞれ保証期間が設定されており、その期間内であれば破損しても無償で補修してもらえます。保証期間は10年前後に設定されていることが多く、無償で補修してもらえる期間が過ぎたタイミングで大規模修繕を計画するケースも少なくありません。
3-3.建物診断の結果から判断する
大規模修繕をすべきか検討する際には、マンションの劣化状況もしっかり確認しなければなりません。そのためには、建物診断を受ける必要があります。建物診断は日常点検とは別におこなわれるもので、建物各部の劣化状況をチェックし、異常箇所などがないかを確認するものです。その結果を踏まえて大規模修繕をすべきか判断するとよいでしょう。
4.マンションを修繕する際の注意点3つ
マンションの修繕をおこなう際に知っておきたい注意点をまとめました。
4-1.居住者だけで修繕周期を判断しない
居住者のニーズに応えることは大切ですが、大規模修繕の周期を居住者だけで判断するのはおすすめできません。建物の劣化状況などを把握した上できちんと判断する必要があるため、専門家による診断を受けるようにしましょう。目に見えない部分で劣化が進行している可能性もあります。
4-2.工事を先送りにするのは危険
修繕が必要な状況であるにもかかわらず、費用などの問題で工事を先送りにするのはやめましょう。劣化を放置すると状況はさらに悪くなり、もっと大がかりな修繕工事が必要な状態になってしまいます。
4-3.施工業者選びに注意する
修繕工事はマンションを建築した業者に限らず、信頼して任せることができる業者を慎重に選ぶべきです。複数の業者に見積もりを依頼して比較するだけでなく、業者の実績や規模・工事保証・アフターサービスなどもしっかりチェックしましょう。また、営業担当者や現場責任者の人柄や能力も重要視してください。
5.マンションの修繕はオフィスチャンプへご相談を
マンションの修繕を検討されているなら、外壁リフォーム会社であるオフィスチャンプへぜひご相談ください。
5-1.足場代をカットできるので他社よりも安い
オフィスチャンプでは無足場工法を採用しており、足場を架けずに作業をおこなっています。足場の設置や撤去にかかる費用を丸ごとカットできるため、他社よりも8~5割も安く工事することが可能です。また、足場を組んだり解体したりする時間も必要ないため、大幅に工期を短縮できます。
5-2.自社施工なので最後まで安心
実際の作業は下請け業者に丸投げする業者も多いなか、オフィスチャンプは受注からアフターサービスまですべて自社でおこなっています。そのため、中間マージンが発生しないだけでなく、安心して施工を依頼できるのがメリットです。
5-3.年間50~70件の実績
「無足場工法」と「直接施工」により安さを実現したオフィスチャンプは、都内を中心に全国で年間50~70件の施工実績を誇ります。もちろん安さだけでなく、実力があるからこその信頼度の高さです。ホームページから無料見積もりの申し込みができるのでぜひチェックしてみてください。
6.マンションの修繕に関するよくある質問
「マンション修繕について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.大規模修繕の内容は1回目と2回目では違うのでしょうか?
A.通常、回数を重ねるごとに工事項目が増えていきます。1回目は外壁を中心に、2回目は外壁のほかにも玄関ドアやアルミサッシなどの修繕もおこなわれる場合が多いでしょう。
Q.大規模修繕では主にどんな場所を工事しますか?
A.外壁やシーリング部分・屋上・バルコニーなどの共用部分が対象です。
Q.マンションの大規模修繕にかかる期間はどのくらいでしょうか?
A.目安として、30戸のマンションで3~4か月、50戸のマンションなら4か月程度といわれています。
Q.大規模修繕の準備にはどのくらいかかるのでしょうか?
A.施工業者の選定や建物の調査などが必要なので準備には2年ほどかかります。
Q.修繕積立金の金額設定は変更してもよいのですか?
A.はい。マンションの状況によっては再検討されることもあります。
まとめ
マンションの修繕周期や修繕が必要かどうかの判断基準などを詳しくご紹介しました。マンションの大規模修繕は12年周期でおこなうべきとされていますが、必ずそのとおりにする必要はありません。本当に修繕が必要な時期かどうかをしっかりと見極めるために、専門家による建物診断を受けましょう。